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落語百選

私は落語が好きです。噺家一人で高座に上がり、古典であれ新作であれ一つの話を面白可笑しく演じ、見聞き する大衆を共感させる伝統芸である。江戸時代より常に一般大衆に支持されて変化しているが、どの噺であれ いつ聞いても心豊かな人生を思い出させてくれます。特にお気に入りの落語を選んで私なりにコメントして みたいと企画しました。ベースは、DeAGOSTINI 落語百選としています。演題や演者関する情報を纏めながら 落語の良さをお伝えできればと思います。♠♠
ご意見などあれば問い合わせサイトからどうぞ。



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めだか

▼芝浜(しばはま)

あらすじ

魚屋の勝は酒におぼれ、仕事に身が入らぬ日々が続く。ある朝早く、女房に叩き起こされ、嫌々ながら芝の 魚市場に向かう。しかし時間が早過ぎたため市場がまだ開いていない。誰も居ない芝浜の美しい浜辺で顔を 洗って煙管を吹かしていると、そこで 偶然に財布を見つける。開けると中には目を剥く程の大金。有頂天の 魚屋は自宅に飛び帰り、仲間を呼んで浮かれ気分で大酒を呑む。
翌日、二日酔いで起き出た魚屋に女房、こんなに呑んで酒代をどうするのか、とおかんむり。魚屋は拾った 財布の件を 躍起になって訴えるが、女房は、そんなものは知らない、と言う。焦った魚屋は家中を引っ繰り 返して財布を探すが、何処にも無い。魚屋は愕然として、ついに財布の件を夢と諦める。
以来、魚屋は酒を断ち、心を入れ替えて真剣に働き出す。
懸命に働いた末、生活も安定し、身代も増え、やがていっぱしの定店を構えることが出来た三年後の大晦日 の夜、魚屋は妻に対してその献身をねぎらい、頭を下げる。ここで、女房は魚屋に例の財布を見せ、告白を はじめる。あの日、夫から拾った大金を見せられた妻は 困惑した。横領すれば当時は死罪にあたる。江戸時代 では10両(後期は7両2分)盗むと死罪だ。長屋の大家と相談した結果、大家は財布を拾得物として役所に 届け、妻は夫の大酔に乗じて「財布なぞ最初から拾ってない」と言い切る事にした。
時が経っても遂に落とし主が現れなかったため、役所から拾い主の魚屋に財布の大金が下げ渡されたのであった。 この真相を知った魚屋はしかし、妻の背信を責めることはなく、道を踏外しそうになった自分を助け、真人間へ と立直らせてくれた妻の機転に強く感謝する。妻は懸命に頑張ってきた夫の労をねぎらい、久し振りに酒でも、と勧める。 はじめは拒んだ魚屋だったが、やがておずおずと杯を手にする。
「うん、そうだな、じゃあ、呑むとするか」 しかし思い立った魚屋、次には杯を置く。
「よそう。また夢になるといけねぇ」


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題名おはこ特徴演者について
 purple 芝浜 立川談志(たてかわだんし) 人情話 四天王の一人、波乱万丈な私生活でした

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めだか

▼時そば(ときそば)

あらすじ

深夜、小腹が空いた男Aが通りすがりのそば屋を呼び止める。Aは主人と気さくに世間話をして、煮込みそばを 注文する。そのそばを食べる前に「いや、実に良い箸だよ。素晴らしい」と割り箸をほめる。更にそばを 食べながら割り箸、器、汁、麺、具のちくわなどを幇間(たいこもち)よろしく、ひたすらほめてほめてほめ上げる。 食べ終わったAは、16文の料金を支払う。ここで、「おい、親父。生憎と、細けえ銭っきゃ持ってねえんだ。 落としちゃいけねえ、手え出してくれ」と言って、主人の掌に1文を一枚一枚数えながら、テンポ良く乗せていく。
「一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)、六(むう)、七(なな)、八(やあ)」と 数えたところで、「今何時(なんどき)でい!」と時刻を尋ねる。主人が「へい、九(ここの)つでい」と 応えると間髪入れずに「十(とう)、十一、十二、十三、十四、十五、十六、御馳走様」と続けて16文を 数え上げ、すぐさま店を去る。
つまり、代金の1文をごまかした。この一部始終を陰で見ていた男Bは、Aの 言動を振り返り、Aが勘定をごまかした事に気付く。その手口にえらく感心し、真似したくなったBは、 自分も同じことを翌日に試みる事にする。そばを食べる事が目的ではなく、1文をごまかすためだけにわざわざ そばを食べる。待ちきれずに早めに繰り出したBは、Aの真似をするがことごとくうまくいかない。箸は誰かの 使ったもの、器は欠け、汁は辛過ぎ、そばは伸び切り、ちくわは紛い物の麩。とうとうそばをあきらめ、件の 勘定に取り掛かる。
「一、二、……八、今何時でい」主人が「へい、四つでい」と答える。「五、六……」。まずいそばを 食わされた上に勘定を余計に取られるというオチ。当時の時法では深夜に「夜4つ(午後10時頃)」の次が 「暁9つ(午前0時頃)」だったことによりこの話が成立している。


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題名おはこ特徴演者について
 purple 時そば 柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう) 鸚鵡話 当代1、2の噺家、流暢な語りは才能を感じます

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めだか

▼替わり目(かわりめ)

あらすじ

酔っ払いが帰りがけに車夫をからかう。家へ帰るとおかみさんに酔っ払ってるから寝なさいといわれるが、 もう一杯だけ飲んでから寝ると強情を張る。つまみは無いのかということになり、近所のおでん屋へ買いに 行かせる。その間にうどん屋が通りかかり、酒の燗を付けさせるが、うどんは要らないと追い返す。おかみさん が帰ってきて、うどん屋が気の毒だと表へ出て呼び戻そうとする。通りがかりの人が「おい、うどん屋、 あそこの家で呼んでるぜ」「あそこはいけません、ちょうどチョウシの代り目です。」
酔っ払いの噺。たいてい途中で切ってしまいますが、それではこの題名の意味がわかりません。この噺は、 寄席でよく聞くことができます。演者によって演じ方が違うので、見比べるのも一考です。オチは、調子と お銚子の地口。


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題名おはこ特徴演者について
 purple 替わり目 春風亭正朝(しゅんぷうてい しょうちょう) 酒呑話 女房を愛するダメ亭主が主人公、酔っ払いには悪い人はいませんね。

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めだか

▼長短(ちょうたん)

あらすじ

気の長い長さんと気の短い短七さんは、性格が真逆なのに仲がいい。あるとき、長さんがタバコをすうのを 見て短七さんがじれったくなり「こう吸うんだ」と何服か吸って見せる。そのうちの一つの火球が、タバコ盆に 入らずに袂に入った。これを見た長さんが「お前は人にものを教わるのは嫌いかい」「嫌いだけどお前は別だよ」 「ホントに怒らないかい」「ああ、怒らないから言ってくれ」「タバコの火球がタバコ盆に入らずに袂に入った。 ことによったら消したほうが…」「ああ、ああ、何でもっと早く教えないんだ、この馬鹿野郎」「そんなに怒る じゃねえか。だから教えねえほうがよかった」
この噺は、登場人物は2人だけですが、性格動作ともにまったく違うので演じやすいです。ただ、長さんの方が 得てして馬鹿者になってしまうので、そうさせないところが力量の見せ場でもあります。


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題名おはこ特徴演者について
 purple 長短 桂三木男(かつらみきお) 小噺 小噺が人気演題に進化。際立つ正反対のキャラクターに注目

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めだか

▼金明竹(きんめいちく)

あらすじ

骨董屋の叔父に世話になっている松公(名前は「与太郎」の場合も。いずれにせよ、落語で言う「与太郎」型 のキャラクターである)。いささかおつむの足りない奴で、店の手伝いをさせてもかえって事をおかしくする 始末。面倒を見ている叔父さんは常にハラハラさせられている。
ある日、松公が店番をしていると、不意に 雨が降ってきて一人の男が雨宿りに寄ってくる。男に「軒を貸してくれ」と言われ、「屋根の軒を持って行 かれる!」と勘違いした松公、慌てて代わりに傘を貸してやった。そのことを聞いた叔父さん、松公の勘違い とは思わず、親切と思って褒めるが、松公が貸したのが自分が買ったばかりの高級な蛇の目傘だと知ってあ然。 その上、相手の男が何処の誰かも分からない通りすがりと知ってあきれかえる。「そういう時は、傘はみんな 使い尽くして、バラバラになって使い物にならないから、焚き付けにするので物置へ放り込んであると断るんだ」 叔父さんがお説教して奥へ引っ込むと、今度は向かいの家の人が「鼠が暴れて困るのでお宅の猫をお借りしたい」 と言ってきた。松公、「猫はバラバラなって使い物になりませんから焚き付けに……」後からそれを知った 叔父さん、頭を抱えて叱る。
「猫なら『さかりがついてとんと家に帰らなかったが、久しぶりに戻ったと思ったら、腹をくだして、そそうが あってはならないから、マタタビを嘗めさして寝かしてある』と言うんだ」次にやってきたのは出入りのお店で ある大和屋の番頭さんで、「旦那様(叔父さん)に鑑定(骨董品の目利き)を依頼しに来た」という。松公、 「家にも旦那が一匹いましたが、さかりがついてとんと家に帰りませんで……」後からこれを聞いた叔父さん、 びっくり仰天して大和屋にすっ飛んでいく。
「おじさんもわからない人だよな……」残された松公、問題の自覚はさっぱりない。
そこへまた一人の男がやってきた。上方者らしいが、開口一番、「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。 先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、 四分一ごしらえ横谷宗岷小柄付きの脇差し、柄前はな、だんなはんが古鉄刀木といやはっとりましたが、やっぱり ありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、念のため、ちょっとお断り申します。次は、 のんこの茶碗、黄檗山金明竹、ずんどうの花いけ、古池や蛙飛び込む水の音と申します。あれは、風羅坊正筆の 掛け物で、沢庵、木庵、隠元禅師はりまぜの小屏風、あの屏風はなあ、もし、わての旦那の檀那寺が、兵庫に おましてな、この兵庫の坊主の好みまする屏風じゃによって、かようお伝え願います」
ここまで一息に用事の口上を述べ立てた。松公、ポカーンとしていたが、「わーい、よくしゃべるなあ。もう いっぺん言っておくれ」上方者の使いも律儀な奴で、またも口上を述べ立てるが、何しろ相手は松公であるから、 意味もわからず早口を面白がるだけ。騒いでいるとようやくおかみさんがそれに気づき、松公の代わりに話を 聞こうとするが、何しろ骨董符丁だらけの早口な上方弁、やはり何を言っているのかわからない。
結局同じ話を三回もさせられた上方者は、疲れてクタクタになって帰ってしまった。気の毒な奴である。 おかみさんが首をひねっていると叔父さんが帰ってくる。誰か来なかったかと訊かれ、さっきの『上方弁』の 話をしようとするが、わからない人間に報告されて内容がわかる訳がない――
「仲買の弥市が気がふれて、遊女が孝女で、掃除が好きで、千ゾや万ゾと遊んで、終いにずん胴斬りに しちゃったんです。小遣いがないから捕まらなくて、隠元豆に沢庵ばっかり食べて、いくら食べてものんこの しゃあ。それで備前の国に親船で行こうとしたら、兵庫へ着いちゃって、そこに坊さんがいて、周りに屏風を 立てまわして、中で坊さんと寝たんです」「色情狂か? 全然分からないな。どこか一か所でも、はっきり 覚えているところは無いのか?」「えーと…。確か、古池に飛び込んだとか」「飛び込んだァ!? あいつには 道具七品が預けてあるんだが、どうなった!?  誰か買ったのか?」
「いいえ、買わず(蛙)……」


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 purple 金明竹 柳家小三治(やなぎやこさんじ) 前座噺 江戸落語四天王の一人、独特の間は魅力満載です。

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めだか

▼子別れ(こわかれ)

あらすじ

神田堅大工町にすむ大工で熊五郎。腕はいいのだが、惜しい事に名代のウワバミで、しかも酒乱というから タチが悪い。その日も、数日振りにベロベロになって帰ってきて、戻ってくるなり訳のわからない言い訳ばかり。 おかみさんのお光が黙って聞いているものだから、だんだん図に乗って、こともあろうに女郎の惚気話まで 始めてしまった。これでかみさんも堪忍袋の緒が切れ、壮絶な夫婦げんかの末、「もう愛想もこそも尽き果てた」 とせがれの亀坊を連れて家を出てしまう。
仲人の大家さんは『そのうち眼が覚める』と思っていたが、反省した熊さんの代わりに離縁状が届き、熊さんは 年季が明けたなじみの女郎を引き入れてしまう。しかし…、昔の人はうまいことを言ったものだ。 【手に取るな やはり野に置け 蓮華草】吉原(なか)にいたときは美女に見えたが、化粧を落とすとまるで 化け物みたいな顔に様変わり。おまけに一切の家事はやらず、朝からお酒を飲んで寝てばかり…という、化け猫 みたいな女だったのだ。唖然となった熊さんは、女をたたき出そうと考えるが、その前に女のほうから「こんな 所はイヤ」と男をつくって出て行ってしまった…。
あれから三年の月日がたった。あの日以来、眼が覚めた熊さんは断酒をし、一生懸命になって働いた。元々腕が 良いこともあり段々信用もついて、なんとか身を持ち直していた。八月のある日。出入り先の番頭さんに「木口 を見に」と乞われ、熊さんは番頭さんと一緒に木材の選定をしに木場へと出かけていく。その途中、とある街角に 差し掛かったとき…「オヤ」といち早く気がついた番頭さんが熊さんをうながす。「あっ!ありゃあうちの亀です!」 三年前、自分の過ちで放り出してしまったわが子が友達と遊んでいる。番頭さんに時間をもらい、熊さんは 亀に声をかけた。「お父っつぁんじゃないか!」
話を聞くと、あれ以来、お光は女の身とて決まった仕事もなく、炭屋の二階に間借りして、近所の仕立て物を しながら亀坊を育てているという。再婚話に耳も貸さず、母子二人でつましく暮らしている様子だ。 面目ない思いでいっぱいになった熊さんは、せがれに五十銭の小遣いをやって「明日、もう一度会って鰻を ご馳走する」と約束してその場を去った。別れ際に、『俺と会った事はおっかあには内緒にしろよ』と告げて…。 一方、家に帰った亀坊は、もらった五十銭を母親に見つかり、厳しい詰問を受ける事になった。 親父と『男の約束』をしている亀は本当のことが言えず、「知らないおじさんにもらった」とごまかすが、 もの堅い母親は聞き入れようとしない。とうとう思いつめてしまい、夫の『形見』である金槌を振り上げ、 「貧乏はしていても、おっかさんはおまえにひもじい思いはさせていない…これでぶてば、おとっつあんが 叱るのと同じ事だよ。さ、どこから盗ってきたか言わないか」泣いてしかるものだから、亀は隠しきれずに 父親に会ったことを白状してしまう。
それを聞いたお光、『ぐうたら亭主が真面目になった』ことを知り、こちらもうれしさを隠しきれないが、 やはり、まだよりを戻すのははばかられる。その代わり、翌日亀坊に精一杯の晴れ着を着せて送り出して やるが、自分もいても立ってもいられず、そっと後から鰻屋の店先へ…。
「お光…さん」「お久しぶりでございます」「本当だな」相撲の取り組み見たい見詰め合ったまま、お互いは 動こうとしない。とうとしびれを切らした亀が、「もう一度一緒に暮らそう…そういいたいんでしょ? 仲直りしておくれよ」。それがきっかけで、ようやく二人は話し出す。「昔から、『子は鎹』と言うが 本当だな」「えぇ」しみじみとなる夫婦に、横で見ていた亀が一言こう言った。
「『子は鎹』…か。道理で、おいらの事、トンカチで打つって言ったんだ」


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題名おはこ特徴演者について
 purple 子別れ 古今亭志ん朝(ここんていしんちょう) 人情噺 生前の十八番をお聞きください。

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めだか

▼時うどん(ときうどん)

あらすじ

知恵の働く兄貴分と少し足りない弟分が、夜道で屋台の立ち食いそば・うどん店を見つけ、うどんを食べようとする。 代金は16文だが、弟分は8文しか持ち合わせがなく、「何だ、それだけか」と怒鳴った兄貴分も7文しかなかった。 それでもかまわず兄貴分はうどんを注文し、店主の「うど〜んエー、そーばやうど〜ん」という客寄せの呼び声を、 「やかましい」と文句を言ったり、そうこうするうちうどんができると、兄貴分は自分だけうどんを食べ、弟分が 後ろから遠慮がちにつついても(うどんをくれ、という合図)、「待て待て」と言うだけ。ようやく、「そんなに このうどん食いたいか」と渡してくれたどんぶりにはわずかなうどんが残っているだけ。勘定を払う時になると、 「銭が細かいから数えながら渡す」と言って、「一、二、……七、八、今何時や」。うどん屋が「九つです」と言うと 「十、十一、……十六。」歩きながら、1文足りなかったはずなのに、と不思議がる弟分だが、兄貴分からからくりを 教えてもらうと大喜びで、「わいも明日やってみよう」。
翌日、早くやってみたくて明るいうちから町に出た弟分は、昨夜とは別の屋台を見つけた。何もかも昨夜と同じに やりたくてたまらないので、「うど〜んエー、そーばやうど〜ん」と客寄せしろと店主に言いそのとおりにすると、 やかましい、と怒鳴って「そんなら歌わせなさんな」と文句を言われ、うどんを食べながら、「待て待て」とか 「そんなにこのうどん食いたいか」と1人で言うので、「あんた、何か悪い霊でも付いてまんのか」と店主に気味 悪がられたり、最後には、「何や、これだけしか残っとらん」とつぶやいて「あんたが食べなはったんや」と あきれられる。それでも、勘定を払う段になると大喜びで、一、二……七、八、今何時や、と聞いて、「四つです」。 五、六、七、八、……というオチで終わる。


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題名おはこ特徴演者について
 purple 時うどん 笑福亭鉄瓶(しょうふくていてっぺい) 滑稽噺 阿呆也のおはこ(第79回佐布里落語会出展)
 purple 時うどん 桂枝雀(かつらしじゃく) 滑稽噺 これぞ枝雀の神髄です。

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